重症頭部外傷(TBI)に対する血管内冷却法による脳低温療法の有効性を検証する世界初の日米共同ランダム化対照試験(RCT)が現在進行中であることを日本医科大学大学院救急医学分野講師の横堀將司氏らが第43回日本救急医学会総会・学術集会(10月21~23日,会長=埼玉医科大学総合医療センター病院長/高度救命救急センター教授・堤晴彦氏)の特別セッション「脳保護・蘇生における日本の多施設臨床研究(軽度低体温療法TTM)―過去・現在・未来:RCT取り組みへの提言」で報告した。