英・Southampton General HospitalのCyrus Cooper氏らは,1,000人超の妊婦をビタミンD(VD)補充群とプラセボ群にランダム化し,VD補充が新生児の全身骨塩量(BMC)に与える影響を検討した。VDを補充しても児のBMCは有意に変化しないことが明らかになったとLancet Diabetes Endocrinol(2016年3月1日オンライン版)で報告した。ただし,日照時間の少ない冬季は母体のVDレベルも下がるため,冬季に生まれる児に関しては,妊娠中のVDサプリメント摂取が有益な可能性が示唆された。