スマホのアプリで禁煙治療

医療ベンチャー企業と慶應大学が共同開発

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ


 現在、わが国には約2,000万人の喫煙者がおり、その約7割がニコチン依存症といわれている。医療ソフトウェアベンチャー企業のキュア・アップは慶應義塾大学呼吸器内科と禁煙治療アプリケーション(アプリ)を共同開発し、来年(2018年)末にも薬事承認を取得したい考えを示した。先ごろ東京都内で開かれたプレスセミナーにおいて、同社社長で呼吸器内科医の佐竹晃太氏が明らかにした。禁煙治療アプリとは、禁煙外来で医師が処方するニコチン依存症の治療アプリで、診療時間以外でも個々の禁煙希望患者に応じた治療アドバイスが可能で、より効果的な禁煙治療が可能になる。現在、臨床試験中だが、同氏は「禁煙治療アプリは禁煙補助薬と同等の効果が期待できる」としている。

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ポータブルIoTデバイスで呼気CO濃度を測定する佐竹晃太氏

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