国内では10年ぶりとなるアトピー性皮膚炎(AD)治療の新薬として、今年(2018年)4月23日に発売されたデュピルマブ(商品名:デュピクセント)。ADでは初の生物学的製剤であることから、その効果に大きな期待が寄せられている。5月8日に東京都で開かれたサノフィ主催のメディアセミナーで、広島大学大学院皮膚科学准教授の田中暁生氏がADの特徴について、日本医科大学大学院皮膚粘膜病態学教授の佐伯秀久氏がデュピルマブの臨床試験成績などを報告。同氏は「デュピルマブは投与開始後かなり早期から、強い効果を発揮する薬剤である」と報告した。