富士通と武田薬品、国がんと卵巣がん患者のペイシェントジャーニーの分析・可視化に向けた共同研究開始 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 富士通と武田薬品工業は本日(5月17日)、卵巣がん患者がたどる「疾患の認識、診断、治療、その後の生活に至る道のり」であるペイシェントジャーニーの分析・可視化に関する共同研究の契約を国立がん研究センターと締結したと発表した。 本研究は、卵巣がんの個別化治療の質向上、および治療結果向上に寄与する臨床の課題抽出を目的として開始したもの。国立がん研究センター東病院が保有する電子カルテシステムから抽出した日々の診療や個人の健康管理などから得られるデータ(リアルワールドデータ)を用い、従来の臨床試験や診療報酬明細書(レセプト)データ活用といった手法では取得困難であった、卵巣がん患者のペイシェントジャーニーに関する情報を分析・可視化するという。対象となるデータは、2013年5月~2020年10月に国立がん研究センター東病院の電子カルテシステム上に蓄積された卵巣がん患者約700例の診療データ(テキストデータとして記録された情報を含む)や医事会計システム内の診療報酬データであり、本リアルワールドデータを匿名化し、ICTによって分析・可視化することで、卵巣がん患者を取り巻く実臨床上の課題を抽出する。研究は、国立がん研究センター東病院および先端医療開発センターにおいて2022年4月30日まで実施する。 本研究における両社の役割として、富士通は、現在開発中の医療データを安全・安心に利活用するためのプラットフォームをはじめとするICTを用いた診療データの分析支援を、武田薬品は、ペイシェントジャーニーの分析対象データの選定および分析計画の立案を担う。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×