SGLT2阻害薬、高齢糖尿病患者に心保護作用

GLP-1受容体作動薬およびDPP-4阻害薬と比較

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 米・Brigham and Women's Hospital/Harvard Medical SchoolのPhyo T. Htoo氏らは、メディケア請求データベースから抽出した65歳以上の高齢2型糖尿病患者を対象に、SGLT2阻害薬エンパグリフロジンの心血管疾患(CVD)に対する有効性をGLP-1受容体作動薬リラグルチドおよびDPP-4阻害薬シタグリプチンと比較。その結果、リラグルチド群と比べてエンパグリフロジン群では心不全(HF)による入院(HHF)のリスク低下、シタグリプチン群と比べて主要心血管イベント(MACE:心筋梗塞、脳卒中、全死亡の複合)およびHHFのリスク低下が認められ、絶対リスク低下は心腎疾患の既往歴を有する患者でより大きかったとJAMA Netw Open2022; 5: e2237606)に発表した。

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