重症喘息へのベンラリズマブ、維持期も有効

ステロイドの減量を維持しつつ、副腎機能改善

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 重症好酸球性喘息患者では、経口ステロイド薬(OCS)の長期連用により副腎機能不全を呈することがある。こうした中、ステロイド依存性重症喘息患者を対象に、抗インターロイキン(IL)-5受容体の抗体ベンラリズマブの有効性を検討した第Ⅲ相b非盲検多施設共同シングルアーム試験PONENTEのOCS減量期では、ベンラリズマブの皮下投与により良好な喘息コントロールを維持したまま、OCSを減量または中止できることが示された(Lancet Respir Med 2022; 10: 47-58)。英・Royal Brompton and Harefield HospitalsのAndrew Menzies-Gow氏らは今回、同試験の維持期の結果を発表。ほとんどの患者においてOCSの減量を維持しながら、喘息コントロールの改善や副腎機能の回復が得られたとEur Respir J(2022; 60: 2103226)に報告した。

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