小児がんは治癒が期待できる時代になった。しかし、がん自体や治療の影響により、時間の経過とともに晩期合併症が起こりうる。このうち最も深刻なのが二次がんである。愛媛県立中央病院小児医療センター長(当時)の石田也寸志氏は第20回日本臨床腫瘍学会(3月16~18日)で、小児がんの視点から二次がんスクリーニングの重要性について発表。「二次がんでは、小児がんと成人がんの治療医が連携することが重要だ」と強調した。