スウェーデン・Ilya Pharma AB社/Uppsala UniversityのEmelie Öhnstedt氏らは、創部にケモカインCXCL12を発現する乳酸菌Limosilactobacillus reuteri由来の難治性創傷治療薬候補ILP100-Topicalの第Ⅰ相(first-in-human)試験SITU-SAFEを実施。25~45歳の健康な被験者36例の上腕に実験的に形成した切開創の治癒に対する効果を評価した結果、ILP100-Topicalの局所投与は安全性および忍容性が高く、生理食塩水またはプラセボと比べて創傷治癒を有意に促進したとeClinicalMedicine(2023; 60: 102014)に発表した。