がん患者の抗凝固療法にDOAC有望

低分子量ヘパリンに非劣性

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 がん患者は静脈血栓塞栓症(VTE)リスクが最大で7倍とされており、VTE既往のあるがん患者では再発予防に低分子量ヘパリン(LMWH)による長期抗凝固療法が推奨されている。しかし、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)とLMWHの有効性を比較したランダム化試験(RCT)には、がん患者はほとんど登録されていない。米・Dana-Farber Cancer Institute/Brigham and Women's Cancer CenterのDeborah Schrag氏らは、実臨床に近い非盲検RCTで、再発性VTE予防におけるDOACのLMWHに対する非劣性を確認したことなどをJAMA2023年6月2日オンライン版)に報告した。

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