JAK阻害薬、CV高リスク患者での安全性は?

ウパダシチニブをTNFα阻害薬、MTXと比較する統合解析

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 米・The University of Texas Southwestern Medical CenterのRoy Fleischmann氏らは、関節リウマチ(RA)の治療薬であるJAK阻害薬ウパダシチニブの安全性を評価するため、RAに関する大規模臨床試験SELECT RAプログラムの6つの第Ⅲ相試験から、心血管(CV)イベントのリスクが高いRA患者を含む4,102例を対象に統合解析を実施した。CV高リスク患者においてウパダシチニブ治療群とTNFα阻害薬アダリムマブ治療群、メトトレキサート(MTX)群を比較した結果、ウパダシチニブにより主要心血管イベント(MACE)や悪性腫瘍、静脈血栓塞栓症(VTE)の発生率は上昇したが、アダリムマブやMTXと同等であったとAnn Rheum Dis2023年6月12日オンライン版)に報告した。

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