国内初、エムポックスウイルスの体外診断薬が承認

ロシュ・ダイアグノスティックス

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 ロシュ・ダイアグノスティックスは7月12日付で、国内初となるエムポックス(サル痘)ウイルス検出用の体外診断用医薬品「コバス MPXV」が承認されたと発表した。

 コバス MPXVは、リアルタイムPCR法を測定原理とする同社の全自動遺伝子解析装置「コバス6800システム」および「コバス8800システム」を用いて、病変部から採取したぬぐい液中のエムポックスウイルスを検出する。同社は「今回の承認により、エムポックスの医療機関での検査が可能となり、潜在的なエムポックス患者の早期発見につながることが期待される」としている。

 国内におけるエムポックス感染者は、7月14日時点で計191例の報告があり、感染範囲は全国に広がりつつある。

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