オランダ・Antoni van Leeuwenhoek Netherlands Cancer InstituteのWilleke R. Naaktgeboren氏らは、運動が乳がん患者の心保護に及ぼす影響を検討した2件の臨床試験の参加者を平均8年後に診察した。その結果「化学療法期間中の運動や身体活動は、心臓MRIによるネイティブT1マッピング値に有意な好影響をもたらしたが、心機能の指標である心筋細胞外容積分画(ECV)や左室駆出率(LVEF)、global longitudinal strain (GLS)に改善は見られなかった」とOpen Heart(2023; 10 : e002464)に報告した。