高卒以上の親でステロイド忌避リスク増

イタリア・アトピー性皮膚炎患児の調査

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 アトピー性皮膚炎(AD)の治療にはステロイド外用薬が用いられるが、小児患者では親が副作用への不安からステロイド外用薬を忌避し、アドヒアランス不良となるケースがしばしば見受けられる。イタリア・IRCCS Istituto Giannina GasliniのAstrid Herzum氏らは、小児AD患者100例とその親を対象にステロイド忌避(恐怖症)の実態と危険因子を検討。その結果、親の約半数が重度のステロイド恐怖症で、その主な危険因子は患児の4歳超の高年齢および1歳未満での早期発症、親のQOL低下および高等学校卒業以上の高学歴だったとJ Clin Med2023; 12: 6813)に発表した。

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