抗血小板薬併用療法で脳卒中減も出血2倍

アスピリン単剤療法と比較

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 中国・首都医科大学附属北京天壇医院脳神経内科のYing Gao氏らは、アテローム性動脈硬化が原因の軽度の虚血性脳卒中または高リスク一過性脳虚血発作(TIA)の患者6,100例を対象に、発症後72時間以内に開始するクロピドグレル+アスピリンによる抗血小板薬2剤併用療法の有効性と安全性をアスピリン単剤療法と比較する二重盲検プラセボ対照2×2要因ランダム化試験(RCT)を実施。その結果、DAPTで90日以内の新たな脳卒中のリスクは約20%低下した一方、中等度から重度の出血リスクは約2倍上昇したと報告した(N Engl J Med2023; 389: 2413-2424)。

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