ニルセビマブ、乳児のRSウイルス感染による入院を8割減

サノフィ

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 サノフィは5月13日に、実臨床におけるニルセビマブ(商品名ベイフォータス)の有効性を検討したところ、RSウイルス発症抑制療法を受けなかった乳児に比べ、同薬を接種した6カ月齢未満の乳児でRSウイルス感染による入院が82%(95%CI 65.6~90.2%)減少したことが明らかになったと発表した。今回の検討結果はLancet2024年5月13日オンライン版)に掲載されている(関連記事「インフル1万例以下も、RSVと夏かぜ増加」)。

 今回の結果は、同社らが行っている地域住民を対象とした3年間にわたる追跡調査NIRSE-GALの一環として得られたものである。同薬は、ピボタル臨床試験および実臨床に近い条件で行われた第Ⅲb相試験HARMONIEでも、医療介入が必要なRSウイルス感染による下気道疾患に対する高い効果が認められている。

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