手術記録システムで手術動画作成の作業時間約70%短縮

OPExPARK

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 OPExPARKは本日(6月25日)、手術記録システムOPeDrive(オペドライブ)により、岐阜大学病院での手術動画作成にかかる作業時間を約70%短縮できたと報告した。

 OPeDriveは、術野と周辺機器などの映像を最大4画面で同時録画できる手術記録システム。記録システムの端末から編集用の端末へデータ転送可能で、専用の編集ソフトウエアを用いると症例データの管理や手術動画の編集を簡単に行える。手術中に音声によるしおり挿入機能(挿入したしおりを起点にダイジェスト動画を簡単に作成する)も使用できる。

 OPeDrive導入施設である岐阜大学病院脳神経外科は2022年4月に同製品を導入。同科講師/臨床准教授の榎本由貴子氏は、これまで記録した手術における⼿術動画データの読み込み、書き出しなどの編集に必要なステップ数および編集時間について、⼿術動画編集に携わるスタッフ8人(卒後3-23年、平均12年⽬)を対象にアンケート調査を実施、製品導⼊前後で⽐較した。その結果、データ移行から動画作成までのステップ数を6から2に削減、作成時間は平均63分から平均19.2分に削減し、作業時間を約70%短縮することに成功したという。

 手術室にあるOPeDrive端末と医局に設置しているNAS(ネットワークHDD)をLAN回線で接続することで、データ紛失の恐れがないこともポイント。手術データは暗号化しているので手術室からのデータ移行の安全性も高まったと報告している。

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