中国・Shanghai Jiao Tong University School of MedicineのHaoshuang Fu氏らは、ゲノムワイド関連解析(GWAS)データを用いたメンデルランダム化(MR)解析によりウイルス性肝炎と精神疾患との関連を検討。その結果、統合失調症患者では慢性C型肝炎のリスクが上昇しており、コーヒー摂取量の減少とBMI低下がその媒介因子である可能性が示されたとFront Psychiatry(2024; 15: 1359080)に発表した。統合失調症患者の慢性C型肝炎予防において、コーヒー摂取とBMIが新たな生活習慣の修正目標になりうるとしている(関連記事「コーヒーの香りに抗不安効果」)。