慢性移植片対宿主病に対する新機序薬登場 ROCK2阻害薬ベルモスジルの位置付け 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 白血病に対する造血幹細胞移植では、これまで少子化に伴う同胞のドナー不足に起因するヒト白血球抗原(HLA)適合者の少なさが問題だった。しかし、近年の医療技術の進歩により白血病に対するHLA半合致移植が実施可能となったことで、こうした問題の解決が図られるようになった。一方、HLA半合致移植の施行においては、その3割で発症するとされる慢性移植片対宿主病(GVHD)への対応が必要となる。慢性GVHDに対する治療にはステロイドが用いられる約半数で効果不十分であり、不適応例に対する治療はなかった。このような状況下で、今年(2024年)5月、ステロイド治療で効果不十分な慢性GVHDに対する選択的Rho結合コイルド・コイル領域含有蛋白質キナーゼ(ROCK)2阻害薬ベルモスジル(商品名レズロック)が発売された。これを受けて同薬を製造販売するMeiji Seikaファルマが6月17日にメディアセミナーを開催。北海道大学大学院血液内科卓越教授の豊嶋崇徳氏が慢性GVHD治療におけるベルモスジルの位置付けについて解説した。(関連記事「慢性移植片対宿主病に対しROCK2阻害薬を承認申請」) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×