アジア人向けのカヘキシア新基準が登場

心不全を伴うカヘキシアのメカニズム解明へ

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 骨格筋や脂肪組織の減少を特徴とするカヘキシア(悪液質)は、がんや心不全などの慢性疾患患者に伴いしばしば見られる。日本では、心不全を伴うカヘキシア(以下、心臓カヘキシア)が全てのがんのカヘキシアよりも患者数が多いと推定されている(J Cachexia Sarcopenia Muscle 2016; 7: 507-509)。横浜市立大学医学部循環器内科学准教授の小西正紹氏は第66回日本老年医学会(6月13~15日)で、心臓カヘキシアのメカニズムや昨年(2023年)アジアカヘキシアワーキンググループ(AWGC)が策定したアジア人向けの診断基準であるAWGC基準について解説。「AWGC基準の導入により、カヘキシアのさらなる早期診断・治療、さらに心臓カヘキシアのメカニズム解明の進展に期待したい」と述べた(関連記事:「どう管理する?高齢心不全患者の低栄養問題」)。

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