治療期~終末期の乳がん患者における療養環境を病院-地域間でシームレスにつなぐためには何が必要か。病院の腫瘍内科医・緩和ケア医と地域の在宅医という両サイドを経験した平和の森ピースホームケアクリニック(大津市)腫瘍内科・緩和ケア内科の平本秀二氏は第32回日本乳癌学会(7月11~13日)で、治療期~終末期乳がん患者ケアをシームレス化する上でのポイントを発表。病院医師に望むこととして、「終末期に近づいた薬物療法実施中の乳がん患者に残された時間は限られる。緩和ケア医や在宅医に早期に紹介してほしい」と強調した。(関連記事「緩和ケア導入で終末期の入院・化療が減少」)