多発性骨髄腫へのbelantamab mafodotin併用療法、欧州医薬品庁が申請受理

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 グラクソ・スミスクライン(GSK)は本日(8月2日)、B細胞成熟抗原(BCMA)を標的とする新規抗体薬物複合体(ADC)belantamab mafodotinとボルテゾミブ+デキサメタゾン(以下、BorDex)または、ポマリドミド+デキサメタゾン(以下PomDex)との併用療法について、再発・難治性の多発性骨髄腫治療薬として欧州医薬品庁(EMA)に承認申請が受理されたと発表した。(関連記事「新規ADCが再発・難治性多発性骨髄腫に有効」)

 今回の申請は、再発・難治性多発性骨髄腫に対する第Ⅲ相臨床試験DREAMM-7(1ライン以上の多発性骨髄腫治療歴を有し、直近の治療中または治療後に病勢進行が確認された494例)および、DREAMM-8〔ライン以上の多発性骨髄腫治療歴(レナリドミドを含む)を有し、直近の治療中または治療後に病勢進行が確認された302例〕の中間結果に基づいて行われた。

 DREAMM-7はbelantamab mafodotin+BorDex併用群とダラツムマブ+BorDex併用群を比較し、DREAMM-8試験はbelantamab mafodotin+PomDex併用群とボルテゾミブ+PomDex併用群を比較したもの。両試験とも、標準治療の併用群に対するbelantamab mafodotin併用療法群の有意差が認められ、主要評価項目とした無増悪生存(PFS)の有意な延長を達成した。

 安全性および忍容性のプロファイルは、個々の薬剤で既知のプロファイルとおおむね一致していた。

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