虎の門病院(東京都)の吉村祐輔氏らは、慢性腎臓病(CKD)を合併している関節リウマチ(RA)患者に対する一次治療としての生物学的製剤(bDMARD)の有効性と安全性を治療継続率で評価する後ろ向き研究を実施。「bDMARDはCKDを合併したRA患者に対しても有効かつ安全であることが確認され、血液透析(HD)患者でも同様の結果が得られた。推算糸球体濾過量(eGFR)30mL/分/1.73m2未満の患者ではIL-6阻害薬の継続率が特に高かった」とAnn Rheum Dis(2024年7月4日オンライン版)に報告している。