HDLは「コレステロール取り込み能」で評価可能

新たなHDLの機能評価法、実臨床での活用も

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 HDLコレステロール(HDL-C)はかつて善玉コレステロールと呼ばれ、その低下が心血管疾患のリスクとなることが疫学的に明らかにされてきた。しかし近年、HDL-Cが高過ぎても逆に死亡リスクが上昇するとの衝撃的な報告があり(Euro Heart J 2017: 38; 2478-2486)、HDLの量のみならず機能も評価することの重要性が示唆されている。神戸大学大学院立証検査医学分野特命准教授の杜隆嗣氏は、第56回日本動脈硬化学会(7月6~7日)で、HDLの新たな機能評価指標であるコレステロール取り込み能(Cholesterol Uptake Capacity;CUC)について解説。「CUCは臨床応用が可能で、再現性をもってHDLの質を評価できる」と述べた。

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