内視鏡は多くの診療科で用いられており、検査や診断、低侵襲治療に欠かせない医療機器だが、その内部構造の複雑さから洗浄・消毒が難しく、感染制御上の課題が残っている。福島県立医科大学附属病院内視鏡診療部副部長の中村純氏は第39回日本環境感染学会(7月25~27日)で、消化器内視鏡の洗浄・消毒における注意点を解説。課題となっている十二指腸内視鏡の洗浄と、夜間・休日の洗浄スタッフ不在時の対応にも言及した。