低強度運動が恐怖記憶の消去を促進

脳由来神経栄養因子が関係

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)の予防・治療法として運動の有効性が指摘されているが、詳細な運動条件や神経分子基盤は明らかでない。筑波大学体育系運動生化学・神経内分泌学研究室の下田亮氏、同教授/筑波大学体育系ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター(ARIHHP)副センター長の征矢英昭氏らは、ラット実験を行い習慣的な運動と恐怖記憶の消去との関連を検討。低強度運動が恐怖記憶の消去を促し、その機序の一端として脳由来神経栄養因子(BDNF)が関与することを明らかにしたと、Med Sci Sports Exerc2024; 56: 221-229)に発表した。(関連記事「成人PTSD、反復経頭蓋磁気刺激の効果は?」)

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