脳梗塞患者への抗凝血薬追加、有効性示されず

第Ⅲ相臨床試験MOST

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 急性脳梗塞患者では、標準治療である血栓溶解療法または血栓回収療法を施行してもなお、責任部位の再開通率や後遺症に課題が残る。米・Washington UniversityのOpeolu Adeoye氏らは、血栓溶解療法または血栓回収療法を施行した脳梗塞患者に血栓溶解療法後75分以内に抗凝固薬のアルガトロバンまたはeptifibatideを投与し、90日後のUtility-weighted modified Rankin Scale(Utility-weighted mRS:0~10点、高スコアほど転帰が良好)に基づく機能転帰の改善および症候性頭蓋内出血の発生を第Ⅲ相臨床試験MOSTで検討。抗凝血薬の追加投与による便益は得られなかったと、N Engl J Med2024; 391: 810-820)に報告した。

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