GLP-1受容体作動薬と精神疾患関連有害事象(AE)との関連をめぐって、はさまざまな報告がある。米・University of PennsylvaniaのThomas A.Wadden氏らは、肥満症治療薬セマグルチドの第Ⅲ相試験のデータを事後解析した結果、「精神疾患既往歴を有さない患者においては、セマグルチド投与によるうつ症状や自殺念慮・自殺行動の増加は見られなかった」とJAMA Intern Med(2024年9月3日オンライン版)に発表した(関連記事「GLP-1受容体作動薬で自殺死リスク上昇せず」「セマグルチド、自殺念慮の不均衡シグナル検出」、「セマグルチドの使用は自殺念慮と関連しない」、「GLP-1作動薬と自殺念慮との関連を調査」)。