産科DIC診断基準が改訂 日本産科婦人科学会/日本産婦人科・新生児血液学会合同委員会 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 日本産科婦人科学会は昨日(9月9日)、公式サイトに「2024年改訂版産科DIC診断基準」(改訂版診断基準)を掲出した。 産科播種性血管内凝固症候群(DIC)の診断基準は、30年以上にわたり 「産科DIC診断基準(スコア)」が用いられていたが、項目が多く煩雑という課題があった(表1)。 表1. 産科DIC診断基準(スコア) そのため、日本産科婦人科学会と日本産婦人科・新生児血液学会合同委員会は、2022年6月に「暫定版産科DIC診断基準」を策定し、さらに今回はより簡易な改訂版診断基準を発表した(表2)。 表2. 2024年改訂版産科DIC診断基準 (表1、2とも編集部作成) 改訂版診断基準では、止血困難な分娩後異常出血の産褥婦に対し、基礎疾患・徴候、凝固系検査、線溶系検査の各項目から該当するものを1つだけ選択。合計点が8点以上の場合に産科DICと診断する。分娩後異常出血のうち、出血に凝血塊を伴わない場合は非凝固性分娩後異常出血とする。 改訂版診断基準は、分娩後異常出血の管理に「産科危機的出血への対応指針(最新版)」と併せて利用することを目的に作成されている。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×