母親の妊娠前または妊娠中のB型肝炎ウイルス(HBV)感染は、出生児の先天性心疾患(CHD)リスクと関連することが指摘されているが、父親のHBV感染の影響については十分なエビデンスがない。中国・National Research Institute for Family PlanningのYing Yang氏らは、300万組超の夫婦を対象に、母親の妊娠前における父親のHBV感染と児のCHDリスクとの関連を検討するコホート研究を実施。父親のHBV感染により児のCHDリスクが40%上昇したと、JAMA Pediatr(2024年8月19日オンライン版)に報告した(関連記事「児の先天性心疾患に母親の6つの危険因子」)。