脳卒中の転院時間、画像診断後プロセスの短縮が鍵

米・Get With the Guidelines–脳卒中レジストリの後ろ向き解析

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 急性虚血性脳卒中(AIS)の治療は時間との闘いであり、最初に搬送された病院から高度な治療を行える施設(一次脳卒中センターなど)への転院搬送開始までの時間(door-in-door-out time;DIDO時間)の短縮が治療成功の鍵となる。DIDO時間に影響を及ぼす要因として従来、来院から画像診断までの時間(door-to-imaging time;DTI時間)が重視されてきた。米・University of MichiganのRegina Royan氏らは、Get With the Guidelines(GWTG)-脳卒中レジストリのデータを基に検討した結果、「DIDO時間の差は、DTI時間よりも、画像診断後から転院搬送開始までの時間(imaging-to-door time;ITD時間)の影響が大きいことが分かった。今後はITD時間の短縮を目標とする取り組みが必要だ」とJAMA Netw Open(2024; 7: e2431183)に報告した。

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