オープンラベルプラセボで腰痛にベネフィット

米・単施設のランダム化比較試験

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 米・University of Colorado Anschutz Medical CampusのYoni K. Ashar氏らは、プラセボ(偽薬)であることを患者に告げた上で投与するオープンラベルプラセボ(OLP)の慢性腰痛に対する効果を検討した単施設のランダム化比較試験(RCT)を実施。「OLPを投与しない通常ケア群と比べた疼痛強度の改善は1カ月間続き、痛みによる生活への支障や抑うつの改善など、臨床ベネフィットは少なくとも1年間維持された。作用機序については、fMRIによる画像解析から、痛みの調節機構である前頭前野-脳幹の関与が示唆された」とJAMA Netw Open(2024; 7: e2432427)に報告した(関連記事:「精神疾患9種でプラセボ効果を比較」「OAのプラセボ効果に開始前の重症度が関連」「朝のコーヒーの覚醒作用はプラセボ効果に過ぎない?」「【解説】プラセボの利用をどうするか?」)。

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