第一三共は昨日(9月17日)、抗HER3抗体薬物複合体パトリツマブ デルクステカンについて、上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異を有する局所進行または転移性非小細胞肺がんの二次治療を対象とした第Ⅲ相臨床試験HERTHENA-Lung02の結果を報告。主要評価項目である無増悪生存期間において有意な改善を示したと発表した。(関連記事「肺がん新治療法につながる発見か」) 安全性について新たな懸念は認められず、肺がんを対象とした他試験と同様の傾向だった。副次評価項目である全生存期間については、今回の解析時点で十分なフォローアップ期間に達しておらず、引き続き評価を継続するとしている。結果の詳細は今後、学会にて発表を予定している。