抗インフル薬バロキサビル、第Ⅲ相試験で家庭内感染の抑制を確認

塩野義製薬

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 塩野義製薬は昨日(9月19日)、抗インフルエンザ薬バロキサビル(商品名ゾフルーザ)について、国際第Ⅲ相臨床試験CENTERSTONEの結果、家庭内におけるインフルエンザウイルスの感染リスクを、プラセボに対して有意に減少させたことを確認したと発表した(関連記事「バロキサビル、抗インフル治療での推奨度が前進」)。

 CENTERSTONEは、インフルエンザウイルス感染症と診断された患者および同居家族または共同生活者を対象に、「ゾフルーザの1回経口投与による家庭内でのインフルエンザウイルスの伝播抑制効果」の検証を目的に実施された。その結果、主要評価項目である「インフルエンザウイルス感染症患者が被験薬を服用後、5日以内にインフルエンザ陽性と判定された同居家族または共同生活者の割合」について、プラセボ群と比べバロキサビル群で有意に低かった。また、安全性面での新たな懸念は確認されなかったという。

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