ブルーリ潰瘍(BU)は皮膚に潰瘍を呈する感染症で、主に熱帯や亜熱帯の国で蔓延していると考えられてきたが、日本でも症例が報告されている。名古屋大学大学院皮膚科学講座の深浦遼氏らは、日本におけるBUの疫学の最新情報をまとめ「最近は症例数が増加しているが、希少性のため医療従事者の認識が不足し、診断が遅れることが多い」とJ Dermatol(2024年9月30日オンライン版)で報告した。