イブルチニブが慢性リンパ性白血病で中長期の有効性と安全性示す

ヤンセンファーマ

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 ヤンセンファーマは昨日(10月17日)、慢性リンパ性白血病(CLL)と小リンパ球性リンパ腫(SLL)の患者を対象にブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬イブルチニブ(商品名イムブルビカ)の中長期的な臨床転帰と安全性を検討した日本の多施設共同後ろ向き観察研究Orbit studyにおいて、良好な結果が得られたと発表した。関連記事(「イブルチニブ、造血幹細胞移植後の慢性GVHDへ適応拡大承認申請」)

 同研究では、①一次治療としてイブルチニブによる治療を受けた、②一次治療後に再発・難治性となりイブルチニブによる治療を受けた-CLL/SLL患者237例(一次治療142例、再発・難治性94例、不明1例)を登録し、中央値で35.7カ月間追跡。36カ月時点の無増悪生存率は、一次治療例で80.9%、再発・難治性例で67.2%、全生存率はそれぞれ90.8%、83.7%と、一次治療例では既報と同等、再発・難治性例では既報より良好な傾向が認められた。

 また、同薬は良好な忍容性を示し、新たな安全性シグナルは検出されなかった

 なお結果の詳細は、10月11~13日に開催された第86回日本血液学会で発表された。

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