アフリベルセプト8mg、投与3年目も良好な結果 バイエル薬品 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする バイエル薬品は昨日(10月29日)までに、糖尿病黄斑浮腫(DME)患者を対象に、アフリベルセプト(商品名アイリーア)8mgの有効性を検討する第Ⅱ/Ⅲ相ランダム化二重盲検実薬対照比較試験PHOTONの非遮蔽延長試験の結果を報告。投与3年目時点でもアフリベルセプト8mg群で視力および解剖学的改善を維持し、3年目終了時点において同薬の最終投与間隔が5カ月以上であった患者の割合は45%、6カ月であった患者の割合は25%で、大多数の患者は投与3年間を通じて3カ月以上の長い投与間隔を達成したことを明らかにした。この試験結果は、10月18~21日に開催された米国眼科学会年次総会で発表された(関連記事「アフリベルセプト8mg、投与間隔延長でも非劣性」) 今回の非遮蔽延長試験では、96~156週目までのアフリベルセプト8mgの長期的な有効性、安全性、持続性を評価した。アフリベルセプト2mgによる治療を受けていた患者は同8mgに切り替えることができ、直ちに12週間の投与間隔に割り付けた(初回の月1回投与は不要)。また同8mgで治療を受けた患者は前回割り当てた投与間隔を継続した。疾患活動性は108週目まで4週間ごとに経過観察し、その後は12週間ごとに継続した。疾患活動性のない患者は、治療間隔を2週間ずつ延長した(最長24週間まで可能)。疾患活動性のある患者は投与間隔を2週間ずつ短縮し、最小間隔は8週間までと設定した。 その結果、アフリベルセプト2mgからアフリベルセプト8mgに切り替えた患者では、初回のアフリベルセプト8mg投与後の滲出液の再貯留の速度が、アフリベルセプト2mgを投与していた場合と比較し大幅に遅いことが示された。いずれの投与群においても新たな安全性シグナルは認められず、眼科治療における緊急を要する有害事象の発生率はすべての投与群で同程度であり、閉塞性血管炎の症例は報告されなかった。眼内炎の発生率はアフリベルセプト8mgに切り替えた投与群で1.4%、アフリベルセプト8mgを継続した投与群で1.5%と、3年間を通じて低値だった。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×