レカネマブ、早期アルツハイマー病への継続投与で益

エーザイ、バイオジェン

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 エーザイとバイオジェンは本日(10月31日)、ヒト化抗ヒト可溶性アミロイドβ(Aβ)凝集体モノクローナル抗体レカネマブ(商品名レケンビ)について、新たな臨床データを第17回アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD 2024、10月29日~11月1日)で報告したと発表した。(関連記事「早期アルツハイマーに対するレカネマブ、3年予後良好」)

 早期アルツハイマー病(AD)患者に対するレカネマブ継続投与の有用性に関しては、第Ⅲ相Clarity AD試験参加者のうちベースライン時の脳内アミロイド蓄積が60センチロイド未満(Lowアミロイド)群における3年間の継続投与結果を発表。Lowアミロイド群において、臨床的認知症重症度判定尺度(CDR-SB)が改善/維持した割合は46%、改善が認められた割合は33%認知機能評価尺度(ADAS-Cog 14)は、それぞれ46%、43%、日常生活動作尺度(ADCS-MCI-ADL)は、51%、48%だった

 この結果を踏まえ、両社は「レカネマブによる早期の治療開始・継続により、長期にわたり持続的なベネフィットが得られる可能性が示唆された」としている。

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