重症アトピー、レブリキズマブで皮膚病変と痒みを有意に改善 米・リリー 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 日本イーライリリーは11月5日までに、デュピルマブの使用歴がある中等症~重症のアトピー性皮膚炎患者を対象としたインターロイキン13(IL-13)阻害薬レブリキズマブ(商品名イブグリース)の第Ⅲb相試験ADaptの結果概要を発表した。同社によると、デュピルマブの投与を中止した例が大半を占める患者集団にレブリキズマブを投与したところ、皮膚病変および痒みの有意な改善を示したという。結果の詳細は、10月24~27日にラスベガスで開催されたFall Clinical Dermatology(FCD)Conferenceで発表された(関連記事「レブリキズマブ、投与中一貫してAD症状を軽減」)。 レブリキズマブはIL-13に高い結合親和性を有し、そのシグナル伝達を特異的に阻害する。ADaptには、デュピルマブの効果不十分、不耐、有害事象やその他の理由(費用面の問題やアクセスがなくなったなど)により同薬の投与を中止した中等症~重症のアトピー性皮膚炎患者が参加した。 主要評価項目としたEczema Area and Severity Index(EASI)-75のレブリキズマブ群における達成率は16週時点で57%、24週時点では60%だった。 副次評価項目のうち、試験担当医師による総合評価(IGA)スコアに基づき顔面皮膚炎の「消失」(0)/「ほぼ消失」(1)と判定されベースラインから2ポイント以上の改善した割合は、24週時点で52%だった。 レブリキズマブの安全性プロファイルについては、これまでの第Ⅲ相試験と同様で新たな安全性シグナルは認められなかった。 なおレブリキズマブは今年(2024年)9月、外用の処方箋薬では十分な効果が得られない中等症~重症のアトピー性皮膚炎の成人、および体重40kg以上で12歳以上の小児に対するファーストラインの生物学的製剤として米食品医薬品局(FDA)から承認されている。また欧州連合(EU)では昨年、日本では今年1月に承認された。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×