脳の可視化で精神疾患別AMPA受容体分布が判明

PETを用いた大規模横断研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 AMPA受容体は脳内の主要な情報伝達を担い、記憶や学習に深く関与することが知られている。精神疾患との関連も示唆されているが詳細は明らかでない。横浜市立大学大学院生理学の波多野真依氏、同教授の高橋琢哉氏らは精神疾患〔統合失調症、双極性障害、うつ病、自閉症スペクトラム障害(ASD)〕患者149例と健常者70例を対象に、PETを用いて脳内のAMPA受容体密度および分布を可視化して評価する横断研究を実施。各疾患における重症度とAMPA受容体密度が相関を示す脳領域および複数の疾患で共通している可能性がある脳領域を特定したと、Mol Psychiatry(2024年10月15日オンライン版)に発表した。(関連記事「世界初、うつ病へのケタミンをAMPA-PETで検証」)

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