デュルバルマブ、脆弱なNSCLC患者にも有効

ECOG PS 2または75歳以上を対象に検討

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 切除不能の局所進行非小細胞肺がん(LA-NSCLC)に対する標準治療は、同時化学放射線療法後の抗PD-L1抗体デュルバルマブ維持療法とされるが、全身状態(ECOG PS)が2または75歳以上の患者における臨床的意義は確立されてない。埼玉医科大学国際医療センター呼吸器内科講師の毛利篤人氏らは、脆弱(vulnerable)なLA-NSCLC患者を対象にデュルバルマブの有効性と安全性を検討する国内多施設第Ⅱ相非盲検単群比較試験NEJ039Aを実施。「脆弱なLA-NSCLC患者においても同時化学放射線療法後のデュルバルマブ地固め療法は高い有効性を示し、忍容性に問題はなかった」との結果をESMO Open2024; 9: 103939)に報告した(関連記事:「肺がんGL改訂、EGFR変異陽性への選択肢拡大」)。

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