単心室症に心筋球由来細胞治療は長期に有用

小児93例を10年間追跡

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 単心室症は、約1万人に1人の割合で発症する先天性心疾患で指定難病の1つである。小児の単心室症に対する標準治療はフォンタン手術などの心臓手術だが、最近では心筋球由来細胞(CDC)治療も行われるようになっている。しかし、CDC治療の短期的な臨床成績は報告されているが、長期的な予後については明らかでない。岡山大学病院新医療研究開発センター再生医療部教授の王英正氏、小児科研究准教授の平井健太氏らは、2011~15年に実施された第Ⅰ相試験TICAPおよび第Ⅱ相試験PERSEUSの参加者40例を含む93例を平均10年間追跡。その結果、CDC治療の持続的な臨床的有用性が明らかになったと、J Am Heart Assoc2024; 13: e038137)に発表した。(関連記事「フォンタン術後血栓症に小児適応薬登場」)

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