SGLT2阻害薬が運動誘発性肺高血圧症に有望

慢性腎臓病患者対象の前向きコホート研究

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 心不全や肺高血圧症の患者では、労作時に息切れ、酸素飽和度の低下を呈することがある。このような運動誘発性肺高血圧症(EIPH)については、欧州心臓病学会(ESC)/欧州呼吸器学会(ERS)のガイドライン(GL)で診断のアルゴリズムおよび基準を導入するなど注目されているが、病態は不明な点が多く治療法も確立されていない。東北大学大学院循環器内科学分野の佐藤大樹氏らは、EIPHの基準を満たす慢性腎臓病(CKD)患者を対象にSGLT2阻害薬の有効性を検討する前向きコホート研究を実施。SGLT2阻害薬の投与により運動時の心内圧の上昇が軽減し、運動耐容能が改善したと、Pulm Circ2024; 14: e70026)に発表した。(関連記事「心不全リスク低減、SGLT2阻害薬が他剤に優越」)

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