潰瘍性大腸炎、便意切迫感は社会生活に影響大

寛解期でも約20%に発生

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 潰瘍性大腸炎(UC)における便意切迫感は、疾患活動性評価指標としてほとんど採用されていないが、近年、患者報告アウトカム(PRO)の1つとして重視されている。地域医療推進機構東京山手メディカルセンター・炎症性腸疾患内科の岡野荘氏らは、外来通院中のUC患者111例に対する問診票調査の結果から、「便意切迫感の程度は、UC患者の社会生活に影響を及ぼす重要なPRO指標である。臨床的寛解期の患者でも約20%に便意切迫感があり、より多面的なアプローチを行い社会的にも寛解を目指す必要がある」と第32回日本消化器関連学会週間(JDDW 2024、10月31日~11月2日)で報告した(関連記事「IBD治療と仕事、両立の課題は」)。

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