COVID-19ワクチンの眼科的副作用の特徴は?

国内ではVKHが多く、ぶどう膜炎は少ない

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 虹彩、毛様体、脈絡膜から成るぶどう膜に炎症が発生し、痛みやまぶしさ、かすみなどを引き起こすぶどう膜炎は、インフルエンザワクチンやB型肝炎ウイルスワクチンなど、ほぼ全てのワクチンの眼科的副作用として報告されている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対してもワクチンが開発され接種が行われているが、どのような眼科的副作用があるのだろうか。九州大学眼科の八坂裕太氏は、国内施設を対象に調査を実施。その結果、「海外と比べVogt-小柳-原田病(VKH)が多く、ぶどう膜炎は少ないという特徴があった」と第78回日本臨床眼科学会(2024年11月14〜17日)で発表した。詳細はJpn J Ophthalmol2023; 67: 14-21)に報告されている。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする