膵がんへの重粒子線治療の予後予測因子を特定

可溶性インターロイキン6受容体

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 近年、局所進行切除不能膵がんに対する選択肢として、重粒子線治療が注目されている。高い抗腫瘍効果とX線治療に比べて生存期間の延長が報告される一方で、不応例が一定数存在することから治療効果の予測因子が望まれている。量子科学技術研究開発機構(QST)放射線医学研究所放射線規制科学研究部の土居主尚氏らは、治療前の血漿検体を用いて重粒子線治療の効果や予後を予測するバイオマーカーを探索。その結果、可溶性インターロイキン6受容体(sIL-6R)が有用である可能性が示されたと、Anticancer Res2025; 45: 209-217)に発表した。(関連記事「重粒子線がん治療装置、小型化に一歩前進」)

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