ゾレドロネートは、12~18カ月間隔の点滴静注で閉経後女性の椎体骨折を予防可能であることが示されているが、5mg単回投与の骨密度および骨代謝に対する効果の持続期間は5年を超える。ニュージーランド・University of AucklandのMark J. Bolland氏らは、前向き二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)で閉経後早期(50~60歳)の女性1,000例超を10年追跡した結果、5年間隔という極めて低頻度のゾレドロネート点滴静注により椎体骨折のリスクが有意に低下したとN Engl J Med(2025; 392: 239-248)に発表した(関連記事「確認!骨粗鬆症薬物治療の潮流」)。