セマグルチドで炭水化物の摂取カロリー低下

京都・KAMOGAWA-DMコホートのサブグループ解析

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 GLP-1受容体作動薬は胃排出を遅延させ、視床下部に作用することで食欲を抑制し、体重減少に資するとされている。セマグルチド経口薬は高脂肪食や甘味食物の摂取量を減らすとの報告もある(Diabetes Obes Metab 2021; 23: 581-588)が、食文化は国による違いが大きく、セマグルチド経口薬を服用した日本人患者の食物選好(food preferences)にどのような変化が現れるかについての報告はない。京都府立医科大学大学院内分泌・代謝内科学の広中順也氏らは、2型糖尿病患者を対象とする現在進行中のKAMOGAWA-DMコホート研究参加者のうち、セマグルチド経口薬を処方されたサブグループの3カ月後の体重変化や摂取栄養素を解析。「セマグルチド経口薬は炭水化物や脂肪の摂取量を有意に減少させた」とDiab Vasc Dis Res2025 ; 22: 14791641251318309)に報告した。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする