〔ASCO-GU 2025速報〕未治療進行尿路上皮がんへのパドセブに新規エビデンス

EV-302試験の長期成績

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〔編集部から〕2025年2月13〜15日に行われた米国臨床腫瘍学会泌尿器がんシンポジウム(ASCO-GU 2025)より、注目演題の要点を速報形式でレポートします。

メインイメージ
(Infographic ©️Medical Tribune)

  • 学会名:
    米国臨床腫瘍学会泌尿器がんシンポジウム(ASCO-GU 2025)

会期:2025年2月13〜15日

演者:Thomas Powles氏(英・Queen Mary University of London)

背景

  • 未治療の局所進行・転移性尿路上皮がん(la/mUC)に対する一次治療において、抗Nectin-4抗体微小管阻害薬複合体エンホルツマブ ベドチン(EV、商品名パドセブ)+抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(P、商品名キイトルーダ)併用療法は、プラチナ製剤ベースの化学療法と比べ、無増悪生存(PFS)および全生存(OS)を有意に改善することが示されている(EV-302/KEYNOTE-A39試験、関連記事:「未治療の進行尿路上皮がんに新たな選択肢」
  • この結果に基づき、EV+P併用療法は日本を含む各国でla/mUCの一次治療における標準治療として確立された
  • 今回、EV-302試験を追加で12カ月間追跡した結果が報告された

試験概要

試験概要の図表
組み入れ基準
①治療歴がない、②プラチナ製剤、EV、ペムブロリズマブを使用可能、③抗PD-1/PD-L1抗体の使用歴がない、④糸球体濾過量(GFR)が30mL/分以上、⑤全身状態(ECOG PS)が2以下
主要評価項目
盲検独立中央判定(BICR)によるPFS、OS
副次評価項目
BICRによる全奏効率(ORR)、奏効期間(DOR)、安全性

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