心臓移植後患者の16%が皮膚がんを発症

システマチックレビューとメタ解析

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 心臓移植を受けた患者は、免疫抑制療法の影響により悪性腫瘍のリスクが高まることが知られている。特に皮膚がんの発生率が高く、扁平上皮がん(SCC) や 基底細胞がん(BCC) などの非黒色腫皮膚がん(NMSC)が多くを占めるといわれるが、実態は不明である。中国・Zhejiang Chinese Medical UniversityのYe Yang氏らは、心臓移植後の皮膚がんの発生率と危険因子を明らかにする目的でシステマチックレビューとメタ解析を実施。心臓移植後患者の皮膚がん発生率は16%と高く、特にSCCのリスクが顕著であることが示されたとArch Dermatol Res2025; 317: 248)に報告した(関連記事「皮膚がん予防のほくろチェック、日本は最下位」「日焼けサロンは皮膚黒色腫に影響するか?」)。

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